
新年度・新学期を前に揺れる子どもと親の心 | 不安を抱えるご家庭へのメッセージ
今の学年での1年間を終え、入学・進級を迎える前の春休みに入る子どもの多い3月。新年度に向け、「このままで大丈夫?」「クラスや担任の先生が変わったらどうなる?」「進路はどうしよう?」など、期待と不安が入り混じった複雑な感情を募らせているおうちの方やお子さんもいらっしゃることと思います。
とりわけ不登校や学校との距離に悩むご家庭にとって、新年度や新学期は心が大きく揺れやすい季節かもしれません。
そんなみなさまに向けて、世田谷ブライトネットワークのスタッフからのメッセージをお届けします。この記事を通じて「このざわざわした気持ちを持っているのは自分だけではないんだな」と思っていただけたら、そして自分の思いを安心して共有できる場所をどこかに見つけていただけたら、とても嬉しいです。

新年度を前に揺れる、子どもと親の心
新しい年度が見えてくるこの時期。子どもの成長を嬉しく思う一方で、どこか落ち着かない気持ちになることはありませんか。
「このままで大丈夫だろうか」「進路、ちゃんと決まるのかな」
子どものことを大切に思うからこそ、不安になったり焦ったりするのは、とても自然なことです。
そして実は——おうちの方が思っている以上に、お子さん自身も揺れていることがあります。
大人が思う以上に、子どもたちは「学校には行くべきもの」という感覚を持っています。だからこそ、ふと「春からは学校に行ってみようかな」と口にすることもあるかもしれません。その言葉を聞くと、嬉しさや安心を感じる一方で、少し心配になることもありますよね。
そのとき、すぐに答えを出そうとしなくても大丈夫。その言葉が「本当に行きたい」のか、それとも「行くべきだと思っている」のか。ゆっくり本音を探っていく時間も、大切なプロセスです。

親子の心の揺れに不安を感じたときには
不安を感じると、人はどうしても視野が狭くなりがちです。それは子どもも大人も同じかもしれません。だからこそ、家庭の中だけで抱え込まず、ときには外の風に触れてみることも助けになります。
1. 経験者の親子の話を聞いてみる
先を歩いてきた親子の話を聞いて、「こんな道もあるんだ」と視界がひらけることもあります。
2026年3月末には、進路について経験者の話を聞いたり保護者同士で言葉を交わしたりすることができる場である「不登校経験者による多様な進路交流会」というイベントがあります。答えをもらう場所というより、これからを考えるヒントに出会える場です。
★2026年3月28日13時~「不登校経験者による多様な進路交流会」の詳細はこちら
また、過去の進路交流会で語られた親子の経験談はコラムとして掲載されています。
2. まずはおうちの方が、悩みを言葉にして共有してみる
もし今、おうちの方自身が不安を抱えているなら——
どうか1人で背負いすぎないでください。親だって迷います。揺れます。誰かに話すだけで、少し心が軽くなることもあります。安心して気持ちを吐き出せる場所で気持ちを言葉にするだけで、少し見える景色が変わることもあります。
不登校の子を持つ様々な親の会の集まりが、世田谷区内で定期的に開かれています。フォームを通じて私たちスタッフに個別にご相談をお寄せいただける相談窓口もありますので、必要なときに思い出していただけたら嬉しいです。

新年度は子どもにとっても親にとっても節目の季節。1人で頑張るのではなく、ゆるやかにつながりながら考えていけたらいいですね。