学校との関わり方

 学校との関わり方は、お子さんの希望を軸に考えましょう。

 もしもお子さんが学校に行くことを希望していたり、行事に参加したいという希望があったりするのであれば、お子さんだけでなく、先生にとっても負担が少ないやり方で、少しずつ進めていくことを応援してみるのはいかがでしょうか。この場合、注意したいことは、お子さんが「学校に行きたい」と言っても、本心は「行きたい」ではなく「行くべき(だけどしんどい)」というお子さんが多いということです。その場合は、当日に動けず、結果、約束を破ることが多くなります。これでは、お子さんの自己否定感が上塗りされていくことになりかねません。

 お子さんの本心が「行きたい」なのか、「行くべき(と考えている)」なのか、見極めが重要です。いずれにしても、先生とは、「当日キャンセルになる可能性が高いけど大丈夫である」と共通認識を持っておくことが大切だと思います。

 

  もしも、お子さんがしばらく学校(教室)に戻る気持ちがない場合は、無理やり学校に引き戻そうとしないで、お子さんの気持ちをしっかり受け止めてあげることをおすすめします。その場合、先生へは、まずはそこに至った思いを正直に伝え、 「学校は休ませるけれど、これからも必要に応じて助けてほしい」とお願いしてみましょう。 これまでにもあれこれ心配してくれた先生に、「休ませます」という決断を伝えるのは心苦しい場合もあるかもしれませんが、きっと理解してくれると思います。

 ちなみに、おうちの方だけでも、学校と繋がり続けることをおすすめします(もちろんおうちの方の希望があれば…ですが)。担任の先生だけではなく、学年主任の先生や副校長先生・校長先生、養護の先生、スクールカウンセラーなど、おうちの方を支えてくれる方々は大勢います。学校外でも、信頼できる友だちや、専門機関、親の会など、誰かに相談して気持ちを聴いてもらってください。少しでも、おうちの方の心が軽くなることを祈っています。

どんな悩みも
一緒に考えます。
一人で抱え込まず、どんなことでも私たちに話してください。
学校のこと、友達のこと、将来のことなど、まずはお話ししませんか?
個別相談はこちら