お子さんの状況・思いに応じた進路探しのヒント
#スタッフのつぶやき

お子さんの状況・思いに応じた進路探しのヒント

 中学校卒業後のお子さんの進路のことをお子さんと一緒にどう考えていくか、お悩みの保護者の方もいらっしゃるかもしれません。ここでは、過去に多くの親子に関わってきたスタッフが、お子さんの状況や思いに応じた進路の探し方をご提案します。この記事でご紹介できるのはあくまで一例であり、卒業後の過ごし方にも、その探し方にももっともっとたくさんの可能性がありますが、少しでも参考になれば幸いです。

〜こちらもあわせてお読みください〜

★「進路選択」のページはこちら
★子ども向け・保護者向けのイベントのページはこちら
★公的な支援機関、子どもの居場所、親の会などの情報ページはこちら

「卒業後すぐに所属先を見つけること」だけが「進路探し」ではない

 中学校卒業後すぐに踏み出せるように所属先や目標を決めるのではなく、自宅を中心に日々を過ごすことも、進路のあり方のひとつです。過ごしている今の毎日も、お子さんにとってはちゃんと意味のある時間。ゆっくりかもしれないけれど、確かに前に進んでいます。

 その他の可能性も含め、進路の選択肢は「進路選択」のページにまとめられています。お子さんと一緒にどのように考えを進め、これらの選択肢を具体的に検討していくか。その方法のひとつとして、今回は高校を探す場合を例にとってご紹介できればと思います。

高校を探す場合、「どんな通い方ができそうか」を軸にして考えてみる

 不登校になると、進路選択の幅が狭まったと感じるかもしれません。しかし、特に高校進学については「不登校という理由で、不利益な扱いをすることが無いように」と定められています。

 もし高校に行ってみようかなと思ったら、まず「どんな通い方ならできそうか」をお子さんと一緒に考えることをご提案します。具体的には次のような観点で考えてみると、どんな学校がお子さんの思いに合っているかが見えてくるのではないかと思います。

通学の頻度
 全日制高校の場合、少なくとも週5日通学して授業に出席し、単位を習得することが卒業の要件となります。そのため、全日制高校を目指すのであれば、受験勉強と並行して通う練習をどう行うかもイメージしておけるとより安心だと思います。
 また、通信制高校の中には通学頻度を選択できる学校も多く、希望すれば全日制のように通いながら高校生活を送れる学校もあります。「通学したい気持ちはあるけれど、本当に通えるか不安」という場合には、通信制高校に通って自分のペースで通学することを検討してみてもよいかもしれません。

通学する時間帯
 朝が苦手なお子さんや、毎日の授業時間が短い方が通いやすいお子さんであれば、定時制高校が合うかもしれません。定時制高校の中には、不登校経験のある生徒のための「チャレンジスクール」もあります。
 また、学外で取り組みたいことがあるなら、自由に使える時間が多くなる傾向にある通信制高校が向いているかもしれませんね。

通学にかかる所要時間、交通手段
 徒歩、自転車、電車、バスなどのうち、利用しやすい通学手段がどれかは、お子さんによって異なるかと思います。今外出の機会の少ないお子さんにとっては、日々の通学が想像以上に大きな疲れやストレスにつながる可能性もありますので、お子さんと一緒に「通えそうなイメージが持てるか」を考えながら学校選びを進められるとよいかもしれません。

 このように、お子さんの「いまの気持ち」や「できそうなこと」に合わせて、少しずつ条件を整理していくと、だんだんと進む方向が見えてきます。

 方向が見えてきたら、具体的な学校の情報を集めてみることで、更に高校進学へのイメージが湧くと思います。例えば、次のような探し方があります。

全日制高校の場合
 進学情報がまとめられた市販のガイドブックなどで、気になる学校をいくつかピックアップしてみると、イメージがつきやすくなります。私立高校の場合、不登校の経験がある生徒さんの受け入れについては電話で学校に直接確認してみるのも良い方法です。

通信制高校の場合
 「通信制高校合同相談会」などのイベントでは、さまざまな学校の話を一度に聞くことができ、比較検討がしやすくなります。インターネットで【通信制高校 合同説明会】などと検索してみてください。
 複数の通信制高校や、通信制高校に通う生徒を学習・生活面で支援する「サポート校」などがブースを設け、個別に相談に乗ってくれることが多いです。希望に合った学校を紹介してくれる「コンシェルジュ」がいる場合もあり、さらに、留学制度の説明を受けられることもあります。
 通信制高校の基本的な仕組みを知ることができる講演が行われる場合もありますので、ぜひ事前に予約のうえで参加してみてください。

 進路を「決めること」は、お子さんにとって大きなエネルギーを要することです。だからこそ、進学先に通うイメージをもつこと、そして困ったときにどんな支援が受けられるかを事前に把握しておくことで、安心して準備を進めることができるでしょう。

 また、お子さんが選んだ進路について、ご家庭で「良し悪し」を判断しないことも大切です。なぜその選択をしたのか、まずはじっくり耳を傾けてみてください。

まずは相談してみる/話を聞いてみる

 「探し方は分かったけれど、本人との対話がなかなか進まない」「個別の事情に応じたアドバイスが欲しい」「先輩たちの経験談を聞きたい」とお考えの方もいらっしゃるかもしれません。また、今は具体的な相談事が浮かんでいなくても、誰かに話すことで気持ちが整理されることもあるかと思います。
 このサイトを運営する世田谷ブライトネットワークでは、進路に関する情報を得る場や相談の場を用意しています。 どんな小さな不安や疑問でも、ぜひ安心してご相談ください。

平じい交流会
進路に限らず、お子さんとの関わり方なども含め、相談しながら他の保護者の方と一緒に考えられる場です。直近の実施予定はこちら

不登校経験者による多様な進路交流会
不登校経験のある子どもやその保護者が経験をお話しします。高校の先生のお話や区からの情報提供もあります。詳細はこちら

相談窓口
フォームでの個別相談も可能です。ご相談内容に合わせて、不登校にまつわる情報や主に世田谷区内の資源についての情報をご提供をしております。ページはこちら

 また、他の団体や区が運営するイベントのお知らせや、フリースクール等の居場所のイベントの情報も、このサイトでご案内しています。定期的に更新しておりますので、ご確認いただき、お子さんと保護者の方それぞれのタイミングで足を運んでみていただければと思います!

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